特定名称酒とは
清酒の要件を満たした清酒の中で、さらに原料や製造方法など一定の基準をクリアしたものは特定の名称を表示することがます。これを特定名称酒といいます。(そのまんまですな)
各特定名称酒の定義
かつては、吟醸酒や大吟醸酒などの名称に法的なルールが無く、各蔵元が自社の基準で使用していました。消費者から酒の品質がわかりにくいとの声を受けて、平成2年に、これらの名称を名乗る際の一定の基準を設けることになりました。
さらに、平成16年には、純米酒と「米だけの酒」の品質の違いに対して合理的な説明が出来ないとの理由で、純米酒に定められていた「精米歩合70%以下」規定を廃止し、かわりに、「麹米使用割合」の規定を追加しました。
現在は、次の通りです。
- 特定名称酒に使用する米は、3等以上の格付けされた玄米もしくはそれに準じた玄米に限られています。
- 特定名称酒における醸造用アルコールの添加量は、白米重量の10%以下と規定されています。
その他、一覧表の中にある言葉の解説は、下記の記事を参考にしてください。
醸造用アルコールとは?、精米歩合とは?、吟醸造りとは?は、コチラです。